旅行することと、本を読むこととか。…なんだかんだ家で旅先のこと考えてる時間が一番楽しいような
昨日書いた日記↓の続きを書く前に、少しだけ。
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今回のインドもそうですが
この頃どこかに行く前には
旅行前の準備を念入りにするようになってる気がします。
準備、っていっても荷づくりのことではなくて
むしろ荷づくりの方は相変わらず苦手でなかなか手をつけようとしないのですけど。
(もっと言えば荷ほどきの方が嫌い)
私がここで言う「旅行前の準備」は、
行く場所に関する本を読んだり映画を見たりして、
事前にその場所に対する前情報を仕入れることです。
旅慣れてる人からしたら、
そんなの当たり前にしてることなんだろうけど
私の中では今この「旅行前にする準備」が一番アツイ。
きっと、半年前から突然火がついて続いてる読書欲による影響が一番大きいんだと思う。
例えば、昨日のブログにも書いたけど
「今度インドに行く」
↓
じゃあ昔読んだインド舞台にした遠藤周作の『深い河』読んでおこうかな。
↓
読書メーターで「今度インドに行くんですけどなんか読んでおく本ありますか?」と尋ねる
↓
【読みたい本】が増える。…みたいな。
ん、待てよ。
いつも旅行前にやってるばっかじゃないかも。
一回尋ねたことのある場所について
後から「そういえば今読んでる(観てる)のって、こないだ行ったあそこが舞台じゃん!」とか。そういう場合もある。
旅行前に本に出会えたら「ここに行ってみたい」になる。
旅行中に本をお供に連れて行ったら「ここに来てるんだ今!」になる。
旅行後に本を読んだら「ここ行ったことあるじゃん」になる。
いずれにせよ、場所と本の中身が結びつく瞬間が私は最近一番楽しい。
★ここ最近の、旅と本の思い出がセットになった一例
【岡山・倉敷】
↑いきなり殺人事件…って感じですが、ご当地ミステリって沢山あるもんね。美観地区とかアイビースクエアなんかが出てきます。
↑原田マハさん。今度これ映画になるみたいですごく楽しみ
【東京・上野】
↑就職活動中の暇な時間に、上野公園で時間を潰してたことがあって、子ども図書館に行ったりもしてたのですが、まんま上野公園が舞台のお話なので情景が思い浮かんで凄く楽しかった。
【ディズニーランド】
↑前々から気になっていたけど、ディズニーランドに実際に行ってきたので購入。作中には「ディズニーランド」も「ミッキー」も一文字も出てこないけど、おもしろいくらいアトラクションやパレードのことを主人公の歪んだフィルターを通して語られてる。
【もう一個ディズニーランド】
↑これはディズニーランド行きたくて仕方ない時期に見つけて読んだ。ディズニーランドで働く若者たちのお仕事小説。結構ブラック風味が強い。けど、実際にパークに行った時にバックヤードで働く人のことをちょろっと考えながら歩けたのは結構大人な楽しみ方だったなと。
【京都・嵐山】
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↑京都嵐山、人気の観光地なのに離れた山奥にひっそりある大悲閣・千光寺が物語の拠点。ここで働く寺男が活躍する裏京都ミステリシリーズ。この間京都に観光に行った時、せっかくなので訪れてみましたが、本当にひっそりとしたお寺でした。でも、ここで暴れ回るわちゃわちゃした物語の登場人物たちを思い浮かべてにんまり。
【東京・神保町】
↑日本一の、もとい世界一の古本屋街である東京の神保町で営んでる古本屋「森崎書店」が舞台のお話。森崎書店は架空のお店だけど、作中に出てくる喫茶店「さぼうる」は本当にあるお店で、東京に行ったときに訪れてモーニングを食べてきました。
などなど。
ちょっと読書記録遡ってたら思いのほか沢山当てはまりそうだったので、このあたりで。
もっというと、旅先の本屋なんかで出会った本っていうのもいい。
本の内容が旅先と何にも関係ないとしても、
自分にとっては思い出が旅先と結びつくから。
★せっかくなので、今まで行った先で訪れたお気に入りの本屋さん
【倉敷】
↑去年の冬に岡山一人旅をした時のこと。古い街並みの残る、倉敷の美観地区にありました。
【東京】
↑就職活動中頻繁に東京駅に通っていた時に出会った古本屋さん。学割が効くこともあって、東京に行くたびに毎回2冊ずつくらい本を買って帰りのバスの中で読んでました。
【浜松】
↑旅先というか、帰省中に浜松を歩いているときに見つけた。地元にこんな素敵な感じの本屋さんがあるんだととても驚いた。独自に作ってる冊子を購入した覚えがある。
あとこれは本と関係ないんだけど、
各地方が観光客に向けて作ってるサイトが面白かったりすると
急にその土地に対する高感度がぐぃーーーーーんと上がる。
お金かけて作ってるなあ…って感じはするけど、
ほんと、旅行前にそういうサイト見つけるだけで
旅先に対する期待値がめちゃくちゃあがる。
ちょうど就活中にそういうことをメインの仕事にしたいと思って
色々業界紙かじったり調べたりしてたからこそなのかもしれない。
直接そういうことだけする仕事に就くわけじゃないけど、
そっち方面にアンテナ張ったことで今こういう見方できるようになったのは儲けもんってことにしとこう。ふふん
★ほんと、眺めてるだけで本当に楽しくなるのでこれもいくつか紹介します。
【島根・玉造温泉】
↑去年の夏に島根に一人旅に行ったときの。正直それまで島根に何の興味関心もなかったんですが、玉造温泉のサイトが本当にワクワクさせる内容だったので、行く前も最中も帰って来てからも、このサイトやここからダウンロードできる手作りフリーペーパーのイメージのおかげで玉造温泉が大好きになりました。
↑このあいだ鳥取に行ったときに参考にしたもの。「好きな作家さんの講演聞きに鳥取行ってこようと思うんだよね」と人に行ったら「鳥取なんてなんも無いだろ」と言われ、本屋さんにも鳥取の観光本が全然置いてないので、おそるおそる調べ始めたらこのサイトを発見。あまりに綺麗に作られてるので、期待値が爆上げした。
【和歌山・白浜】
↑今年の夏に白浜に行った時に参考にしたサイト。観光地が散らばってるので、モデルコースが組まれてるのはすごく参考になりました。
【広島・宮島】
↑卒業旅行で宮島に行った時、周りに何もなくて観光情報を仕入れるのに役立ちました。
【京都・嵐山】
↑写真がすごく綺麗。目的別に検索できるようになってるのが便利
少ないですが、
実際に自分が旅行前に参照して楽しくなったサイトを紹介してみました。
あとついでに、普段私が人に「神戸に観光しに行くんだけどどっかいいとこない?」と聞かれたときに絶対すすめるサイトもついでに。↓
【兵庫・神戸】
楽しくないですか^^?
私はもしかしたら家でこうやって、
旅先のこと考えてる時間がなんだかんだ楽しいだけなのかもしれない。
次はどこに行こうかなあ
ただ、何にも考えずにフラッと出向いて
その場で出会って見つけたものにひたすら驚いて
田舎の交通の便の悪さを忘れてえらい目にあって
気が付いたらお財布の中身が寂しい感じになってて…みたいな、
「行き当たりばっ旅」
もいいなあ、とは思います。
…言うまでもないですが、「行き当たりばったり」+「旅」です。
今思い付きました(笑)ごめんなさい、これ最後に言いたかっただけです…。
ちょっとしょうもないダジャレいうだけで終わってはしまらないので、
いわゆる「行き当たりばっ旅」もいいかもなあと思わせてくれた
2冊を紹介して終わります。
今日も読書メーターの感想そのまま貼りますが。
どっちも私の好きなエッセイ作家です。
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今年買った手帳に全国路線図が乗っていたので、出てくる駅名をいちいち全部確認しながら47都道府県ぶんゆっくり読んでいった。旅の良さだとか観光案内を詳しく書いてあるとかそういう本ではないけれど、変に気負うことなくひとりでふらっと出掛けていくのがすごく良かった。人から借りて読んだ本だけど、気に入ったから自分で買おう。そんで私も旅に行こう
さて、今日のところはこのへんで。